ミノキシジルとフィナステリドは併用できる

OKする看護婦

薄毛は、単なる生理的な現象に過ぎず、たとえすべての髪の毛が抜けてしまったとしても健康に対しての直接的な影響はありません。
これは、高齢者男性の内のかなりの割合が薄毛になっていることが何よりの証拠で、基本的には気にしないということが一番の対策です。

しかし、髪の毛は見た目を決定するうえでは非常に重要な役割を担っており、有るのと無いのとでは好感度においてかなりの差が生じてしまいます。
特に、10代や20代の前半といった若年世代で進行したような場合は周囲にはほとんどいないために目立ってしまい、必要以上に指摘されるなどの行為により精神的に大きなダメージを受けてしまうことは少なくはありません。
このために、現在では薄毛を改善するための様々な方法が考案されており、医療機関での治療も本格的にスタートしています。
その中で最も効果的な方法として知られているのが、AGA治療薬のフィナステリドと強力な発毛促進作用を発揮するミノキシジルという成分です。
これらは、2010年に作成された男性型脱毛症診療ガイドラインの中で、内服療法と外用療法の第一選択薬として強く推奨できると評価されています。

ちなみに、フィナステリドとミノキシジルは作用機序が異なっているので、併用することが可能です。
具体的には、前者はAGAの原因物質DHTの生産に関与している5α還元酵素の活性を阻害するという作用を、後者は発毛に関与している毛乳頭細胞と毛母細胞を活性化するという作用を発揮します。

つまり、フィナステリドは抜け毛防止、ミノキシジルは発毛促進の効果を期待できるということです。
現在行われている薄毛治療の中では、この2種類を併用するという方法が最も効果的と言われており、かなり進行した薄毛に対しての最終手段の様な位置づけとなっています。
また、一方は内服薬でもう一方は外用薬ということで、併用しても有効成分が混ざってしまうという心配もありません。

AGA治療薬との併用禁忌薬は事前に確認

AGA治療薬のフィナステリドとミノキシジルの併用は、現在の薄毛治療の中で最も効果を期待できる方法で、抜け毛防止と発毛促進を同時に実現することが出来ます。
すでに、多くの人が実践しており、かなり進行した状態から回復させたというケースも多数報告されています。

なお、フィナステリドとミノキシジルを併用することは可能ですが、全ての人が実践できるというわけではありません。
何故なら、ミノキシジルには併用禁忌薬があるので、持病や常用薬の種類によっては使用することが出来ないからです。
具体的には、市販されている鎮痛剤や風邪薬に含まれているbuprofen、ED治療薬のバイアグラ、片頭痛の痛みを改善するSumatriptanなどです。
このために、ED治療薬を常用薬として使用している人や片頭痛を持病として抱えている人、風邪気味で薬を飲んでいる人などは、フィナステリドとミノキシジルを併用できないケースがあるということです。
これらは、いずれも血管を拡張して血行を促進するというミノキシジルと類似した作用を発揮するので、併用した場合は急激な血圧の低下が起こる可能性があるからです。

また、この血行促進することにより血圧が急激に低下するという現象は、これらの併用禁忌薬以外にもアルコールを服用した場合も起こり得ます。
このために、ミノキシジルを使用する場合は、併用禁忌薬と共にお酒も飲まないようにするのが適当です。
このように、薄毛を改善するために効果的な治療法のフィナステリドとミノキシジルの併用は、状況によっては実践できないケースもあります。
また、副作用のリスクもあるので事前に確認してから行うようにするのが適当です。
ちなみに、フィナステリドの副作用は性欲の減退や精子の減少などで、ミノキシジルの副作用は体毛の増加です。